過去に(30年ほど前)湯の里3遺跡で発掘された土製品

この写真の「土製品」は、1985年に津軽海峡線建設工事にともなう埋蔵文化財発掘調査がおこなわれた湯の里3遺跡から出土した資料です。


表面と側面に施されている文様は、「玉抱三叉文(たまだきさんさもん)」と呼ばれる丸い穴と三角形の三叉文(各辺が内側に向かって湾曲している三角形)がセットになっています。長軸中央の沈線上にある2穴は貫通しているので紐を通したものと考えられます。土偶ではないのですが、呪術具や護符と考えられる土製品です。


また、ひし形に見える文様は、アイヌ文様の「シク(目)」のようでもあります。 似たようなものがアイヌ資料や縄文資料にも見当たらないので、何のために作られたか興味がそそられる縄文時代の土製品です。

○サイズ:長さ8.5cm×幅3.5センチ×厚1.8cm
○時代区分:縄文時代後期終末(約3,300年前頃)