知内町郷土資料館の紹介

知内町郷土資料館外観

知内に人が住み始めたのは、町内の遺跡で発見された土器や石器などの考古資料から、今から1万4千年前の旧石器時代からだと推測されています。また、北海道最古といわれている元町の雷公神社に伝わる古文書「大野土佐日記」には、1205(元久2)年に甲斐の国(現山梨県)から荒木大学という人物が渡って来て砂金を採取していたと書かれています。

これが文献の中でふれられたものとしては最古の知内の様子です。そのような地域で過去と現在をつなぎながら未来を創造する施設として1984(昭和59)年5月2日、知内町郷土資料館は開館しました。

以来「みて・きいて・ふれて・考える」をうたい文句に、モノを媒体とした考えるための教育をおこなう地域の学習施設として博物館活動を実施しています。 

展示について

1階と2階の展示室に、第1部・知内の先史時代、第2部・旧松前線、第3部・郷土のあゆみ、第4部・大自然に生きた人々、第5部・伸びゆく知内、第6部・昭和30年代の暮らしの6部門のコーナーに分けて展示しています。

砂金掘りに関する資料は多くはないのですが、第1部と第3部のコーナには、知内川から採取された「砂金」や「昔のカッチャ」「銃弾」などのほか涌元の浜から出土した「和鏡」「珠洲焼製のすり鉢」や「開元通宝」「永楽通宝」などの古銭を展示しています。 珍しい資料は少ないのですが、懐かしくなる資料を多く展示しています。

モノとの語らい

厳しい自然と闘いながら知内町のをきずいた先人の残した道具を見ることにより、汗にまみれた労苦の歴史を想像するとともに、知内の風土や文化についても思いをはせてみてください。当館では「文化の香のする町」づくりに役立つことを願がって、モノを媒体としたいろいろな郷土資料館事業を開催しております。

収蔵資料について

室町時代から現在までの、すり鉢や古銭などの歴史資料が500点。農業・林業・漁業などの産業に関する資料が2,500点。日常使われた生活資料が1,000点。鳥獣類のはく製と昆虫類の標本が200点。ほかに、町内の遺跡の発掘調査によって出土した、旧石器時代から縄文時代までの土器・石器・装身具などの約44万点の遺物を保管しています。そのうち、800点ほどの資料が展示されています。なお、「知内の先史時代」のコーナーには、平成3年6月国の重要文化財に指定されたカンラン岩製とコハク製の垂飾と玉、そして頁岩製の石刃と石核など14点の資料が展示されています。これらは、現在のところ日本最古である旧石器時代の墓から出土した副葬品です。

普及事業 

「みて・きいて・ふれて・考える」をモットーに下記の事業をおこなっています。

・年1回の特別展と企画展を実施

・「ミュージアム・パル(ふれあい体験塾)」10回程度を通年で実施

・健脳講座「知内学のすすめ」を通年で10回実施

・ふるさと講座の開催(年1回)

・ミュージアム・コンサートの開催(年1回)

・学校との連携(総合的な学習や社会科の授業)

・ミュージアム・グッズ:コハクのペンダント作り

受付
旧国鉄資料
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